間欠的ファスティングにより著効した患者様を紹介します

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当院では間欠的ファスティングを積極的に推奨しております。

今回は高血圧に著効した症例をご紹介します。

 

症例;HKさん 58歳 男性

現病歴;高血圧コントロール不良につき井上浩一外来を紹介され受診されました。

主訴;腰痛、坐骨神経痛➡そのために運動もできないと

初診時身長体重;170cm 80kg 

生活習慣;単身赴任 職業;事務職 運動;神経痛のために困難

喫煙;一日20本、18歳から

食生活;朝ランチパック二個 

    昼;米飯お茶碗に一杯 

    夕食;日本酒2合 米飯は抜く

内服歴;ノルバスク10㎎、レニベース5㎎ を内服されていました。

治療方針

1⃣薬物治療

 初診時の自宅血圧が平均170/100mmHgとⅢ度高血圧であったために、フルイトラン2㎎追加 

 した。

2⃣生活指導

 禁煙勧めるも拒否

食事療法;★間欠的ファスティングと緩やかな糖質制限(糖質は一日100gまで)

 それと同時に間欠的ファスティングを導入(朝食絶食 血糖スパイク予防のためにプレーン 

 ヨーグルト推奨)

 

経過;体重は初診時からの減少量を記載

1か月後;体重1.5kg減少 自宅平均血圧140/95に減少

2か月後;体重3㎏減少 自宅血圧 120/80に減少→フルイトラン中止

3か月後;体重5㎏減少 自宅血圧120/75 に改善→レニベース中止 ノルバスク5㎎に減量

4か月後;体重7kg減少 自宅血圧115/70 →ノルバスク2.5㎎に減量

    →現在自宅血圧を平均120/80前後をキープできています。

★間欠的ファスティングと緩やかな糖質制限を行うことにより速やかに体重が減少することが 

 できました。

 体重が1kg減少することにより血圧も1.5mmHg前後改善すると言われております。

 今症例ではまさに、いやそれ以上に血圧も改善することができました。

                              

その他うれしい効果;

①坐骨神経痛、腰痛消失し、運動習慣ができるようになったとのこと

②健康意識が高まり禁煙外来受診し、禁煙にも成功

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